言わずと知れた、宝石界の王様『ダイヤモンド』。
世界中の人々を魅了する価値あるこの宝石は、パワーストーンとしても最高クラスの力を誇ると言われています。
今回はそんなダイヤモンドの特徴や効果、活用法について見ていきましょう。
ダイヤモンドとは?
ダイアモンド(diamond)の語源は、ギリシャ語で「征服しがたい、侵されざるもの」を意味する「adamazein」に由来します。
およそ2000年以上前にインドで初めて発見されたとされています。
地球上で最も高い硬度を持つ鉱物であり、ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けません。
鉱物としてのダイヤモンド
炭素のみが結合し形成された「元素鉱物」です。
同じ炭素の元素鉱物には「黒鉛」があるのですが、その見た目も構造もまったく異なります。
この違いは、ダイヤモンドが気の遠くなるような長い年月をかけ、地中の奥深くで高温・高圧にさらされたことによって生まれたとされています。
光の屈折率が高く、カッティングすることによって見る者を魅了する美しいきらめきを放ちます。
宝石としてのダイヤモンド
基本的に「4つのC」でその価値が評価されます。
1.color(カラー:色)
無色なものほど評価が良い
※ピンク、青、緑といったカラーはその稀少性によってランク付けされる
2.clarity(クラリティ:透明度)
傷や不純物がないか?
3.cut(カット:形)
美しい輝きを放っているか?
4.carat(カラット:重さ)
重いものほど評価が良い
ダイヤモンドの特徴
ルビーをも超える圧倒的な硬さを誇ることから、古くから強力な護符として珍重されていたそうです。
古代ローマでは、戦士たちがダイヤモンドをお守りとして身につけていた、と言われています。
また、、中世ヨーロッパでは高い地位を象徴する石として、時の権力者たちに尊ばれてきました。
カッティング技術が発達し宝石としての価値が高まってからは、『永遠の愛』を象徴する宝石として、婚約指輪にも用いられるようになっていきます。
ちなみに、『ダイヤモンド=婚約指輪』というイメージが強いと思いますが、日本でこの習慣が始まったのは、戦後しばらく経ってからのこと。
日本における歴史はまだあまり長くありません。
では、そんなダイヤモンドは持ち主にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
次からはそのパワーについて見ていきます。
ダイヤモンドの効果
ダイヤモンドの効果。
それは大きく次の4つです。
- 本来の自分に気づく
ダイヤモンドのピュアな輝きは、持ち主の心に本来備わっている純粋さを取り戻してくれます。
生まれてきた本来の目的に気づくことで、余計なものに惑わされなくなるでしょう。いわば、魂の目覚めをもたらしてくれる石だと言えますね。
また、ダイヤモンドを身につけることでで自分自身の改善すべき点が見えてくるケースも。
アクセサリーとして日常的に身につけることで、正しい方向へと導いてくれます。
- 不屈のパワー
その語源の通り、ダイヤモンドは誰にも侵されない、何者にも屈しない強い心の象徴です。
あらゆるものに打ち勝ち、さらには自らは傷つくことのない状態を手に入れられるでしょう。また、勝利のお守りとして用いられてきたことから、持ち主に勇気や行動力を与えてくれる効果も。
持ち主の潜在能力を高めるとも言われるダイヤモンドは、大きな夢や目標の実現をサポートしてくれます。
- パートナーとの絆を強くする
永遠の愛や不変の絆を意味するダイヤモンドは、愛する人、大切な人との関係をより強固にします。
そのまばゆい光のパワーが持ち主のエネルギーを増幅させ、二人を無償の愛で結びつけてくれることでしょう。さらに、自分自身の中に眠る深い愛情に気づかせてくれるので、他者に純粋な気持ちで接することができるようになれます。
- 心身の浄化
澄み切った美しさが、心身に浄化をもたらします。
特に、目と脳に良い効果が期待できると言われています。精神的に落ち着きを取り戻したい時に、頼もしい味方になってくれるでしょう。
ダイヤモンドがおすすめな人・シチュエーション
- 本当の自分に出会いたい人
- 仕事での成功を強く望む人
- パートナーとの絆を深めたい人
- 新しい環境に身を置く時
- どうしても勝たなければならない時
- 体調が優れない時
- 落ち着いた気持ちになりたい時
ダイヤモンドの活用方法
ダイヤモンドの指輪
願い事をして小指にはめると、その実現を後押ししてくれます。
また、恋愛成就の意味も。
ダイヤモンドのイヤリング(ピアス)
持ち主の潜在能力を高めてくれます。
新しいことにチャレンジする時に、頼れるパートナーになってくれるでしょう。
ダイヤモンドと相性の良い石
+アゲート
家族の絆を深めてくれるアゲートと合わせることで、家族愛がより深まります。
また、安産のお守りとしても効果を発揮してくれるでしょう。
+ガーネット
ガーネットの情熱がダイヤモンドの不屈のエネルギーをより高めてくれます。
意志力、行動力が発揮され、人生のダイナミックな展開を後押しする組み合わせです。
+ローズクォーツ
愛情深い人生を歩むお手伝いをしてくれます。
幸せを引き寄せ、本当に大切な人を選べるように働きかけます。
同じエネルギーの石
- カーボナード
- ピンクダイアモンド
- ブラックダイアモンド
- ブルーダイアモンド
ダイヤモンドの注意点
- 持ち主のプラスの面もマイナスの面も浮き彫りにする
- 硬いとはいえ、割れたり欠けたりすることもあるので要注意
ダイヤモンドの浄化法
- 日光浴による浄化
- 月光浴による浄化
- 流水による浄化
- 水晶クラスターによる浄化
ダイヤモンドの基本データ
和名 | 金剛石(こんごうせき) |
色 | 無色、青色、ピンク色、黄色など |
主な産地 | ボツワナ、オーストラリア、コンゴ、ロシア、南アフリカ、ガーナ、ロシア、アメリカ、ブラジル等 |
硬度 | 10 |
成分 | 炭素(C) |
結晶 | 等軸晶系 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
貴重な宝石としても大人気のダイヤモンドですが、パワーストーンとしても、非常に強い力をもつ石ということがお分かりいただけたと思います。
ただ、ダイヤモンドは気軽に買える値段ではないのもまた事実です。
その理由は、ダイヤモンドの相場を高く保つために、生産量の調整が行われているからだと言われています。
大量に生産し過ぎると価値=価格が下がることは理解できますが、人間の商業主義によって貴重なパワーストーンの力が広く利用されない現状は残念に思います。
とはいえパワーストーンの効果は値段だけで決まるものでもありません。
ダイヤモンドは高過ぎて手が出せないという時は、その代用となる石の購入も検討してみましょう。
今回の記事があなたと石との素敵な出会いの助けになりましたら幸いです。
それでは。